長崎市は、九州の西端に位置し、周りを海に囲まれた小さな港町だ。
江戸時代に、徳川幕府が鎖国をしていた間も、唯一ヨーロッパと交流していた出島がある。
海外との交流窓口としても栄えていた長崎は、独自のエキゾチックな文化も有している。
そんな長崎のご当地グルメは、魅力的な異国の香りのする食べ物で満載だ。
まず、誰もが知っている長崎ちゃんぽんがある。
ちゃんぽんは、野菜や魚介類、かまぼこなどを炒めたものを中華麺の上にかけ、スープで煮込んだものだ。麺にスープがよく絡み、野菜もたっぷり取れるので栄養満点で体が温まるボリューム満点の麺料理だ。
また、長崎はとらふぐも有名だ。
長崎は、日本一のとらふぐ生産地である。
養殖ではあるが、全国ブランドとしても名高く肉厚で、天然ふぐと比べても遜色ない。
食べ方としてはてっさとてっちりがある。
ふぐの刺身のことをてっさと言い、てっちりはふぐ鍋のことである。
てっさは透けるくらい薄く切られ、非常に歯ごたえがよい。
てっちりは、特に寒い季節に食べたい体の芯が温まる鍋だ。
その他、佐世保バーガーは、ご当地グルメであり、作り置きをしないで、注文が入り次第作り始める佐世保市の名物ハンバーガーである。
角煮まんは、しっぽく料理の一品であり、手軽に食べられるように考案されたものだ。
ミルクセーキは、1種のかき氷で、練乳をかけたデザートと言うべき食べ物だ。
このように、長崎市は、一風変った異国情緒に溢れたおいしいものが集まっているので、他所では食べられない変わった食べ物もあり、好奇心をくすぐられるだろう。